「WALK THIS WAY」(1993年)より。あれ?このアルバムってSpotify登録されたの最近ですかね?もしくは単に見落としてたか。急ぎませんからしれっとavex所属時代のアルバムも登録してくれませんかね?最早誰に言ってるかもわかりませんが。
時代的にメッセージ直球だからってのもありますが「そりゃあんた達から見たら異教徒卑怯と罵られようと」てのが人生通じてのパンチラインになっている・・・という意味で思い入れもそれなりに強めな曲でもあるのです。
「Final Junkey」(2004年)より。言ってしまえばカレー食って水飲んでるだけの曲ではあるのですが。言い方替えれば10年や20年経った程度じゃカレーの味は変わらねぇってことで、無理矢理時代を超越させて頂きたく。
ECDさんならではの言葉選びと小気味良いビートでついついリピ聴きしてしまう曲であります。関東ローム層の味ってのが即座にピンと来ないのは地方人の悲しい罠。
「The Bridge 明日に架ける橋」(2013年)より。珍しくBPM速めの軽やかに駆け抜ける曲。HOOKも耳に残ります。
でもちゃんと歌詞聴くと、音楽聴かれるフィールドがリアル(CDレコード)からネット(サブスク含む)に移行するってのはちゃんと言い当ててるんですよね。時間はかかりましたがネットで音楽に触れることは当たり前になりました。
本人は最期までリアル音源に拘りましたが、それはそれこれはこれ、ということだったのでしょう。
legendary reunion
「Final Junkey」(2004年)より。このアルバム名が自身の自主制作レーベル名にもなっています。
時系列によればそろそろ氏がアルコールに溺れている頃だったと把握しています。だからなのか曲全体から醸し出す酩酊感というか、直球で言ってしまえば酒臭さも感じたりするのよね。それがまた楽しかったりもするのと同時に、寿命にもつながってしまったのかなぁとも思えるし。幾分複雑な心境になってはしまいますな。
「失点 in The Park」(2003年)より。AVEXとの契約が切れて最初に自主制作されたアルバム。結果的にはこのアルバムがあったからこそ、以降ECDさんの軸が定まったという見方も。ていうか今確認したらアルバムプレミアついてるな。
歌詞に夢も希望も無いですが、当時の世間自体がド不況真っ只中でしたから「あぁこんな空気だったよなぁ」と思い出してしまう側面もあったり。本当にこんな感じだったのよやさぐれてて。今もあんまり変わってないという説もありますけど。
「Crystal Voyager」(2006年)より。ECD中期サウンドの特徴がよく出てるなぁということで拾ってみました。この頃はトラックも自分で作っているので本当に最小限のリズムとシンセ(たまにサックス)。あとはひたすらラップするだけ。それでも成立してるんだから、やっぱパーソナリティてのは偉大なんだなぁと改めて。
「DON'T WORRY BE DADDY」(2017年)より。氏のアル中体験を綴った曲は複数あり、これもそのうちのひとつということになります。たった一滴で命取り。まぁ心境複雑ではありますね。酒の存在自体が寿命を縮めてしまった可能性もある一方、酒の存在が無ければこの曲自体も生まれていなかった訳で。
自分は元からお酒飲めない体質なので無縁なままですが、もし抵抗なく酒飲むことができていたら、こんな未来が待っていたのかしら・・・とは思わなくもなく。
https://youtu.be/XCo0uley_eE
「Three wise monkeys」(2015)より。一時期PVがYouTubeから消えてしまっていたのですが、復活できたようでなにより。
結局このアルバムがオリジナルとしては最期になってしまったんですよね。正直未だに喪失感抱えてます。そんな感傷も相まって、音も詞も脳に直接叩きつけてくる感が物凄いのです。テーブル蹴っ飛ばすぞ。
#RIP
新横浜の日産スタジアム高架下にあるスケートパークに通っている。
パークの喫煙所に居たおじさんにライターを借りた。
「長いんですか」
「娘が独り立ちしてからまた始めたって感じ。二十四年も開けちゃった」
来年には還暦だと言う。
「今日はまだ滑っていくんですか」
「二時間くらい粘るよ。あと何回来れるかもわからないから」
軽かったはずの体は重くなるそうだ。
すこし向こうでキックフリップ(スケートボードを弾いて回す技)した若手スケーターを見て「あれはもうできないな」と漏らす。
煙草吸って帰るつもりだったが、もう一時間やってから帰ることにした。