Lauren Desbergという米国ジャズシンガーの15年作。Gretchen Palatoの弟子らしいです。
当時ミュージック・マガジンで、"フリーダウンロードできる音源特集"という音楽誌としては先鋭的な特集があって、その中でもとりわけ良い作品でした。
バックの洗練された演奏と共にスウィングする本人のジャズシンガーとしての力量が確かなだけでなく、コーラスの重ね方にはポップに仕上げるセンスもあって良いです。
ラストのこの曲は、バックがどれだけ饒舌になろうと、その波に乗りつつも熱くなりすぎず、しかしスペイシーなまでにスケールが広がっていく展開に痺れました。