MARO
- セクハラや性被害の深刻化は、地震の揺れのようにその瞬間に起きるわけではない。 その経験がどのように聞かれるかによって、つまり周囲の誤解と無理解によってどんどん雪だるまのように膨らみ、倍加していく。 限界が訪れて告発するまでに長い時間がかかるのは、彼女たちの経験を聞き、被害を認め、言葉を与えてくれる人が少ないからだ。 p12 上間陽子 信田さよ子 - 言葉を失ったあとで より
- 眼ジャケ39枚目。少なくとも5/9は眼ジャケなので四捨五入適用してます。ポルトガルのSSWの22年作。あだち充神経衰弱みたいなジャケだなあと思った。 アンビエント感強いフォーキーな曲が多めですが、ちゃんとポップな曲もあります。声をバックの音と溶け込ませたり、前に出したりといったトリートメントがめちゃめちゃ精巧で、霊性まで感じそうである。それももちろん声の魅力があってこそ。独特のハスキーさをどう表現していいか分からない。 朝霧の湖のほとりで歌っているかのように、歌の響きがどこまでも広がっていく、ものすごく没入できる作品です。
- ポルトガル出身のSSW、MAROが2018年にリリースしたアルバムより。 落ち着いたヴォーカルに柔らかなピアノの旋律と、背景に敷かれたシンセの囁き。 失われつつあるものを憂う様な、物哀しい一曲。