Baku Furukawa
- 古川麦の1st(14年作)。 異国の大通りにぽつんと立つジャケットの美しさが素晴らしい。風が吹くと彼が世界のどこかにふと現れるかのように、軽やかさとユニバーサルな間口の広さを感じさせる作品です。 繊細で美しい、でも靭やかな強さを秘める演奏に清められます。この曲はめちゃめちゃリッチな音に聴こえますが、弦楽器を除けばアコースティックのトリオ演奏で、その芯に職人的な技があることに気付きます。演奏が清流だとしたら、コーラスは折々に乱反射する川面で、一体となった美しさに息を呑みます。
- 古川麦の1st(14年作)。先日ライブに行き、その場でLPを購入。ライブではべらぼうに上手いギターと歌声を堪能できました。緩急自在なギターの切れ味に鳥肌が立ちました ソロの3作はいずれも完成度が高いが、特にこの1stを初めて聴いた時は、インディでもここまで洗練された音楽があるんだと驚いた記憶があります。本人のスキルの高さがそのまま自由度の高さになっているのが何より素晴らしい。 この曲のタイトルはRichard Brautiganの奇妙な傑作短編から採られてますが、元ネタの乾いたユーモアがポップに昇華されている感じが好きです。
- 洗練された優れた作品を毎度出してくれる有難いSSW。南米音楽等、幅広い音楽を咀嚼して美しい音楽を奏でてくれるのだが、箱庭的にならないスケールの大きさを自然と出せるところがこの人の凄みだと感じている。冒頭のこの曲は、まさに陽光の中を天使が舞い降りてくる優美さが、メロディ、歌声、アレンジに備わっていて鳥肌が立ってしまう。