_azuki_
小豆
脳内埋め込み型音楽サブスクまだ??
頭のネジが足りない、いっぱい足りない
怪獣であれば 宇宙人であれば
おばけであれば 月であれば
隣に居れたかもね
どうしても繋ぎ止められない儚いさよならを
絞り出すように歌う
泣きそうに、苦しいくらいの感情を振り切る様に 歌う
とても大切なうた
胸を締め付けられるようなうた
“ 何回夢を見れば君に会えるだろうか? 髪も爪も唾液だって全部知ってるんだ ”
この表現の肉感的な美しさは暴力的ですらある
透明感のあるギターで描く雨上がりの水色の情景から、後悔の冬と茹だる夏は混濁して、感傷の中で見る白昼夢の冷たさに気が狂いそうになる
まるで水を抜かれた水槽の中でもがく魚のよう
満月を見上げたら、空から月明かりに似た音が降ってくる
寒い夜に吐く息の白さのように淡く闇に溶けゆくような歌声
声にならない想いは掻き鳴らすギターが悲鳴のように叫びのように空に祈る
この物語の幼い二人の約束が叶うことが例えないとしても
満月の夜には、月に君の姿を重ねるから
歩いてゆける
黒い空に浮かぶ夜標のような曲