Utica
1999
39
夜は嫌い
悲しくなるから
夜は嫌い
ひとりぼっちだから
夜は嫌い
君がいないから
夜は嫌い
僕が死んでしまうから
煌めく波 輝く星空
遠い遠い地平線が
今にも手に届きそうで
隣にいるあなたは泣いていた
あなたにはどんな風に見えるの?
何を見つめているの?
同じ景色 同じ色の海
同じ時間 同じ空間に
私達は生きている
すきなのに、あんなのひどい!よ!しんでやる!もんだいすきあいつの?せいで!ぼくわたしころ、された!ああああ
「何気ない毎日の一秒一秒が、
宝石よりも価値がある宝物。」
見知らぬ男は歌を歌いながら
その後ろを、旅人は只管に歩き続けた
果てしない地平線の遠くを眺めながら
重たい荷物を抱えながら
進む、進む
遥か先へと…
行こうか、愛する我が故郷
Moskvaへ────。
「こころが世界だ 忘れんじゃねぇってな」
拝啓、あの日のボクへ。
やあ、元気でやってるかい?
僕は今新しい夢に向かって頑張ってるよ。
君のおかげでここまで来れたんだ。
あの日のボクが居るから今のボクがいる。
だから、今の僕からキミに伝えたいんだ。
ありがとう。
出会い、別れ、友情、嫉妬、交差、誤解、重なったグラス、シルバーの指輪、赤い口紅、夜明け、孤独。
・・ ・ー・・ ーーー ・・・ー ・ ー・ーー ーーー ・・ー
・・ ・ー・・ ーーー ・・・ー ・ ー・ーー ーーー ・・ー
薄暗い森の中を少女は彷徨う。
悪魔の声に誘われて着いた先には、
ボロボロの人形が捨てられていた。
──「こんなところで、どうしたの?」──
大丈夫、僕らならどこまでも行けるはずさ。
あの遠い遠い地平線の果てまで、高く遠い空の彼方までも。
君とならどこまでも…
そう…人は何時だって何度だって変われるわ!