おしえない!
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Siamese Cats おしえない! for aoba_joe

眼ジャケ連々々々々々投(番外編)。シャムキャッツの5作目(18年作)でフルアルバムとしては最終作。絶妙なバランスというよりは「歪さ」が光を放つ名盤だと思う。
前作でバンドサウンドとして一定の完成を見たことを踏まえ、今作では意図的に音を抜いたり、ソロを激しくしたり、楽曲自体をデフォルメするような模索をしている。そのためだろうか、何か欠落している感覚が常に付きまとう不思議な作品になっている。
この曲は、メロディと詞の美しさ・儚さとバンドアンサンブルが奇妙な形で接着されていて、少しでも触れると崩れてしまいそう。何度も聴くにつれ、この先に行くことが難しかったことが分かってきた。