「両側刺激」は脳のバランスをとるのにいいと言われています。 EMDRと言われるカウンセリング技法では、眼球を左右に動かしたり、左右の膝を交互にタップするなど、左右両側に交互刺激を与えながらトラウマ記憶を探ります。
そのプロセスのなかで、ほかの記憶とのつながりが出てくることが多く、極度にネガティブな意味づけがなされているトラウマ体験について、その偏りを除いていく方法として知られています。
たとえば、バタフライハグと言ったり、タッピングと言ったりしますが、両腕を胸の前でクロスさせ、交互に肩をトントンと軽く叩くのも効果があると言われていて P99
宮地尚子 - 傷つきのこころ学