トッド・ラングレンらしい甘美なムードが秀逸なとても煌びやかな曲。親しみやすくキャッチーなメロディーラインがどこか往年のポール・マッカートニーにも通じる印象。そのキラキラした音作りに眩暈を覚える。
如何にもビートルズ・フォロワーが作った感じの全体を占める「中性」っぽさが良い。男臭さは皆無であり、ちょっと内省的なのが特徴かも。
ビートルズだけではなくバート・バカラックやブライアン・ウィルソンなどを彷彿とさせる古き良きアメリカン・ポップスの芳香が漂っている辺りはさすがに優等生的な作り。いま聴いても全く遜色の無いドリーミーな名曲だと思う。