Harry Nilsson One for azukiog

「1より寂しい数字はない」。ごもっともです。

彼(ニルソン)の曲にはポップなだけではない悲哀、郷愁が感じられるところが良い。ジョン・レノンと仲が良かったのも頷ける、ロンリネス漂う作風。

彼は極めて美声である。それゆえに曲から発散される孤独感が物凄い。ビートルズっぽいのとバーバンク・サウンドっぽいのが二つとも混在しており非常に鮮烈。

全体的にジメジメしていて暗く落ち込む雰囲気だが、いまでも秀逸なナンバーだと確信している。