岡田拓郎によるSteve Hiettのカバーだが、リスペクトを超えた音響への執着が窺える相当ヤバイ作品だと思われる。本家の解像度をめちゃめちゃ上げた結果、時空の裂け目まで見えてしまったような音になっている。ある意味でcity popの虚構を突き詰めた先にあるサイケとも言えるかもしれない。
本当は、本家こと"Down On The Road By The Beach"(83年作)が一種の究極の作品であることを力説したいところだが、残念ながらspotify未配信である。このジャケも本家のブックレット内のHiett撮影の写真。