今回のアルバムで一番かっこいいというか、ここまでキレのある日本語はなんなのだろうと思う。どうしても日本語は母音がしっかりしていて、のっぺりとした感じがあるのだけれど(それが良さでもある)、小袋成彬の日本語は、にほんごでも、ニホンゴでもなく、NIHONGOだと思う。英語を真似しているというよりは、いままで発見できなかった日本語のキレを歌でもって示した感じがする。実際にこのアルバムは雑踏をZattoとしたり、時雨をShigureとしてタイトルをつけているようだ。ただタンジェリン(蜜柑)だけは唯一日本語?ではないと思うのだけれど、それはなんでなんだろう。まぁ、この曲は母国語を広げていく歌で、凄い。