Zappaの70年代の作品につけられた邦題群は"やりすぎ"の観もあったが、やはり本作には『万物同サイズの法則』という当時のタイトルが似合う。それにしてもどう言う法則なのかね?
本作はマザーズ10周年後初のアルバムであり、実際内容的にもエレクトロニクスの導入やバロックを戯画化したようなミニ・シンフォニー、ブルースとファンクの融合…
その方法論の全てが70年代前半にZappaが開発したものなのだが、本作で完成形を見ている。そのすべてが見事に共存している様は、まさに"万人に向くワン・サイズ“だ。
たった1枚のアルバムなのに、すべての音楽を総括してしまってるのだから。