空模様が悪い、どんより暗い朝に聴きたい新居昭乃さん。
穏やかなメロディに乗ってやり場のない悲しみと切なさが淡々と伝わってくる。
元気に目覚めた朝もこの曲を聴くと急に無気力感に襲われる。
宇宙船スプートニク2号に乗せられて科学の進歩の犠牲になったライカ犬をモチーフにした曲。
そういうエピソードについては子どもの頃から知っていたが、私が「スプートニク」「ライカ」「クドリャフカ」等の単語を覚えたのはこの曲が切欠である。
アルバム『降るプラチナ』は正しく名盤。
新居さんの曲は全て好きだが、特別お気に入りの曲はこのアルバムに多い。