Maki Asakawa 少年 for azukiog

浅川マキと岡林信康は私の父親世代のヒーローだった。安保闘争、高度経済成長、etc…。激動の70年代を生きた者にとって彼女の歌は永遠に歌い継がれることだろう。

プロデュース、作詞は寺山修司。私は寺山修司の演劇は下北沢のスズナリ劇場で『田園に死す』を観ただけで他はあまり知らない。この曲はひとりぼっちの少年の目線を借りて世の侘び寂びを歌った非常に物悲しいナンバーである。

のちに三輪二郎氏(前野健太の盟友)が名盤『レモンサワー』でこの曲をカヴァーしているバージョンもあり、そちらも是非オススメしておく。