アルバムの最後を飾るのは、ロッド・スチュワートによる神話的で愛らしい『Sailing』自由になるために海と空を渡る意味深い旅を象徴するアンセムである。
この『Sailing』は、感傷に流されることのないように聴こえるが、相変わらず彼は、大きな心を持っていて、憎めない悪ガキのような笑みを浮かべているのだ。彼は大西洋を渡ったかもしれないが、少なくともまだ、その旅の疲れはない。
そのタイトルに潜む控えめなシャレのように、自らが与えた歴史以上のものに値するのである。
To be with you, who can say
あなたと共に、誰にも知る由もない。