不幸せとはそっと距離を置いて くるであろう幸せを待ちながら たしかにそこにある空虚。粒だった光の集まる場所へむけて あゆみを進めていくような ときにたちどまり すこし疲れた顔をみせるような。
静謐で、あたたかい。明るくて、寂しい。わくわくするけど、落ち着いてる。
わたしたちがこんなにも、ある音楽に心をぴったりとくっつけられるのはなぜだろう、と ふと。いつだって音楽は、かたまりそうなわたしの心を ぬるま湯のように溶かしてくれる。
さて、雨に音はあるとおもう? 雨が たとえば アスファルトや窓 木の葉にあたる その音ではなくて、雨それ自体の音のこと。きみはどんな音をおもう?どんな音楽をおもう?