No title
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Reol No title for __marchy__

軽やかに、かつ冷酷に。言葉も音も非実在の残響となって心を突き刺してくる。

Reol No title for FJK

Reolの「No title」は体温低めの淡々としたボーカルが印象的です。モノローグのような歌い方ですが、言葉はすぐに消えるのではなく、波間を漂うように残り続けます。今すぐではなくても、いつかどこかで誰かに届くかもしれない言葉。

音にも淡々とした印象を抱きました。そのエレクトロニック・サウンドは軽やかに、けれども静かに空気を震わせます。世の中の喧騒から距離をとり、冷めた目で物事を見つめているような感じがします。

歌詞はひとつの世界を築いていますが、それとは別に、音だけでも物語が生まれると思います。「No title」という曲名が示すように、聴き手がイメージできる世界の数は、きっと無限です。