2023年度のブラジルディスク大賞で8位にランクイン。アルバムタイトルの「Marques, 256.」はなんと家の住所。個人情報保護が厳しい世の中で自分の家の住所をアルバムタイトルにするのは攻めすぎでしょう。
ファルセットまじりのゼーのハイトーン・ヴォイスはカエターノの技法を受け継いでいるように聞こえる。
オリジナル曲もカヴァーもコラボ曲も多く収録されている。ソフィア・シャブラウ&ウマ・イノルミ・ペルダ・ヂ・テンポの「Hello」はブラジルZ世代の交流が垣間見える。ゼー自身が参加したドニカで配信済みなのでセルフカヴァーになるが、ゼーの幼少期を歌ったのであろう「Itamonte」もいい。
青さというのかイノセンスというのか、そんな感じを受ける声色