マイアミ・ソウルの裏名盤、Milton Wrightの1975年ファースト。
本作も次作『Spaced』も当時全く鳴かず飛ばずだったようで、あっさり音楽を引退し別の道に進むMiltonだが、この2作を聴けばつくづくもったいない歴史だと思う。
マイアミらしいブリージンなギターとパーカッションが爽やかな風を呼び、スペーシーなシンセが彩るそのサウンドはフリーソウル期に注目されるのも納得の普遍的なもの。
歌は弱いがその繊細さもMiltonの個性として生きる。
クラシック「Keep It Up」と並ぶお気に入りがこれ。
低体温なグルーヴに仄かな熱が帯びる、ロマンティックなメロウ・ソウル。