映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はずっと胸が張り裂けそうだった。
主人公の田西。29歳の冴えないサラリーマン。
自分の青臭い欲望を出す様は本当に“痛い”。
好きな人は競合他社の男(青山)に取られ、最後はやり捨てされる。気持ちを捨てられない田西は、怒りのあまり殴り込みへ…
結局喧嘩には負け、好きな子は田西との別れ際まで青山の心配をする始末。
共感したくないけど、共感させられてしまい
久々に感情に殺されるところだった。
分からない人は分からないまま生きれば良いと思う。
田西のような愚直さには懐かしさを感じたし、(他人から見て)カッコ悪くても無くさないで居たいと思った。