Give Me Love は、1973年5月にハリスンにとっての今作の穏やかなロックは、今作の冒頭で、ストレートかつ謙虚に訴えるもので、My Sweet Lord とほぼ同じスタイルで取り上げている。
冒頭のアコギはディランのMr.Tambourine Man を彷彿させるが、その後の展開はハリスンの個性的なスライドが入り、曲をさらに際立っている。またピアノのニッキー・ホプキンスのソウルフルなキーボードも特筆である。このゆったりとした牧歌的な雰囲気は、70年代の前半のソングライターの流行によく合っており、好評を博したのは間違いない。ジョージの音楽を等身大に味わいたいならこのアルバムを聴こう。