Nico's Red Truck
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Dijon Nico's Red Truck for Peppy

イタリア人留学生のインスタの投稿で知ったアーティスト。
貴重な時間であることを各々が理解していたからこそ織り成せた無秩序が恋しい。
よく留学生だけで小旅行に行った。
友達にニコはいないしトラックもないけど、タクシーに乗って空港に向かう時の街が延々と流れていくのを無になって眺めながら、もう来ないだろうな、と思いながら死んだ魚の目をしてた。たまに同じ便の飛行機の奴と乗ったけどどんなに仲良くても大抵は無言。
流れてく街の全てが美しかった、自分の過ごした時間を示唆しているんだ、とか考えた。逆再生して遡っても美しくはならない。
そしてある夏ではなく永遠に夏だった。ここ肝、ある夏とはつまりあの年。