ギル・スコット・ヘロンやブルーノート作品の再構築盤でその株を上げ続けている現代ジャズ屈指のビート・サイエンティスト、マカヤ・マクレイヴンのアルバム『In These Times』。
オーガニックなサウンドが特徴的。JAZZなんだけどチルアウト系のクラブサウンドっぽくもあり、癒し系のイージーリスニングのようでもある。まるで森の中にいるかのような音像なのに、使用している楽器はスタンダード。フィールドレコーディングをしたサウンドを使ってるんじゃないの、と思ってしまった。森の風景が見える万華鏡のような美しくも不思議なアルバム。「Dream Another」。