「心」のお仕事 - 今日も誰かのそばに立つ24人の物語 読了
森川すいめい
仲間たちとホームレス状態にある人たちの中に、精神疾患を患う人や知的障害を有する人たちがどれくらいいるかの割合調査を行った。
「好きでホームレスをやっている」「施設を用意してもすぐにいなくなる」と、彼らの責任だという風潮が強かった。
実際に話すと、酷く心労、または働いても仕事ができないといじめられ、行政の用意する支援のレールには乗れない、行政の言っていることがよく分からないという人たちが多くいた。
彼らの幾らかは障害を持っている、だから働けない。
ホームレス状態から自力で脱出することができない理由の一つになっている