「気づかないような瞬間に咲いた花」
いまこの私でみる世界も
いまの私といまのその人
このいまの関係性はいまだけのもの
過ぎていく一瞬一瞬がなんだか儚くて切ない
当たり前の日常の
ふとすぐそばにきっとある奇跡
くるりのそういうところがすき
2011年の武道館、アンコールで初めて聴いた曲。「出来たてほやほや」とおっしゃってた気がする。やさしくて切ないメロディー、相手への愛おしさともどかしさに溢れた歌詞。当時好きだった女の子と行っててなんだかいい気分になったもんだ。でもそれから4日後が311。
本当に何もかもどうでも良くなってしまった。自然の前には何の意味もないんじゃないか?って。頑張る踏ん張りが効かなくなった。好きな子に連絡することも億劫になった。たぶん軽い抑うつだったんだろう。
数ヶ月後にこの曲がリリースされてきちんと聴いて、泣いた。もう戻ってこないものや、どれだけの奇跡の積み重ねに生かされてるかとか。ちょっと楽になった。