デヴィッド・バーンは、シンセポップで表現した『スワンプ』で、よりポップでポストモダンのサウンドを奏でている。バーンのリードヴォーカルは、80年代の冷戦時代によく見られた核戦争の可能性を予感させるような悪魔のような声である。
バンドでも最も商業的なアルバムSpeaking in Tonguesはに収録されている『スワンプ』は、緊張感のあるカントリーのベースラインとファンキーなギターリズム、80年代のドラムマシンのスラップ、シンセサイザーラインなどが乗っている。
皮肉なことに、このアルバムは、濃密なサウンドのレコードが続いた後、より風通しの良い息吹を与える役割を果たした。
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