70年代末のアンダーソン初回脱退劇のあとのイエス&バグルス合体劇。
それがもたらした80年のアルバム『ドラマ』。
本作はそれから30年の時空を経て、アンダーソンの2回目の離脱後、このまま最終離脱ともなるかもの円熟イエスに生じた人間劇の後に計画され、発売となったアルバム。
あたかもデジャヴ現象のように、『ドラマ』のバンド再結成の幻想が沸き起こったかのごとき音形成にきこえてくる。
タイトルにもなっている組曲は、バグルスの2人が加入したアルバム『ドラマ』の頃に出来上がっていた『We Can Fly From Here』という曲が元となったもので、アルバムには収録されずライブでのみ演奏された。