Reolを「HYPE MODE」で知り、次は何を聴こうかとApple Musicで検索して、最初に目に留まったのが「サイサキ」です。
言葉の奔流。息を吐く間もなく言葉が連なって流れ、その連なる言葉の勢いに圧倒されます。言葉の群れはぐるぐると渦を巻き、聴き手に巻き付きます。
音の濁流。エモーショナルな音は、言葉の裏で言葉を支えながらも、聴き手のエモーショナルな部分を刺激します。ボーカルの存在感がとても大きいのは紛れもない事実ですが、網目の細かいエレクトロニック・サウンドは「サイサキ」を構築する大きな要素です。歌に惹かれ、音に誘われ、曲の音楽世界に深く深く引きずり込まれます。