7月27日
今日はレイ・ハラカミさんの命日
電子音楽を聴けば聴くほど、レイハラカミ不在の惜しさが募ってきて、彼の音楽を聴く機会が増えてきた。個人名義では最後のオリジナルアルバム(05年作)。
ビートもメロディも自由で、それでも前衛にならず人肌に馴染むポップな音であり続けたのがすごい。このジャケットも不思議だが、こうした名もない風景でも自然に流れる音を目指していたのかもしれない。
アルバム最後のこの曲のタイトルからも彼個人の創作はここで一区切りだったのだろう。この後に控える矢野顕子とのyanokamiの2作も素晴らしいのだが、spotifyにないのは残念。歌との関係性を深める過程だったと思われ、その萌芽が本作の「終わりの季節」といえる。