Blues For Dracula
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Philly Joe Jones Blues For Dracula for PaperSpaceman

ブルース・フォー・ドラキュラの独特な話し方は、ドラキュラ役者ベラ・ルゴシの声帯模写、ルゴシはハンガリー出身の役者、Rを巻き舌に、VをWに、WをVにして話すのが、誰にでも出来る東欧弁である。

50年代ハード・バップ・ドラマーの最高峰であるフィリー・ジョーの初リーダー作。時代の熱気を十分に伝える、躍動感あふれる痛快無比なハード・バップ・ドラミングを披露している。

ブルース・フォー・ドラキュラは、『色物』と扱われることが多いらしい。あのジャケットや、冒頭の長い語りが冗長で『ストレイト・アヘッドな作品じゃない』という意見がある。それが、全くの誤解であり、トークとプレイが一体化する名演だ。