心の痛みと身体の痛みを感知する知覚線維は、脳内で重なり合っている。
研究者たちの調査によれば、疎外されているように感じたときにも、平手打ちされたときと同じくらいの痛みにたじろくことがあるという。
fMRIでの検査中に、疎外感を抱いたり平手打ちされたりしたら、どちらの場合でも脳の同じ領域が光る。
背側前状皮質と前頭皮質の高まりは、身体の痛みを感じた時に反応する部位。
心の痛みと身体の痛みは、どちらも脳内でとても似た形で処理されることもわかった。
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ヴィヴェック・H・マーシー - 孤独の本質 つながりの力 見過ごされてきた「健康課題」を解き明かす