Stand by Meを初めて観た。ただひたすら楽しく線路を歩いて帰ってくるだけの話だと思っていたが、歩く中での男の子たちの様々な感情の機微、あっけらかんとした会話の中にあるほの暗さが織り込まれていて凄いな、と思った。1人の男の子が放つ「少年時代は今しかないんだ!だから楽しまなくちゃ」というセリフが、それが大人ではなく少年の口から出てくることにとても切なさを感じた。人は何歳になってもやろうと思えばなんだって出来る、と基本的には思っていたい派だが、そういう考えを持てること自体はたまたま環境に恵まれたからなんだろうなと思う。早く大人にならなくても良い自由がたまたまあっただけなんだろう。