自ら買い集めた中古レコードからサンプリングした音源を基本素材とし、前人未到のサウンドに挑み続けるDJシャドウ。
ここ最近の伝説級ラッパーたちとのコラボ作品も好きだけど、彼の「ターンテーブル職人」としての神技を極めるのなら、やはり、ボーカル客演なしの「ガチンコインストゥルメンタルソング」に尽きると思う。言葉がないからこそ、ピュアなのだ。
約4年ぶりの最新作は、まさにそんな「がちんこインストウルメンタルアルバム」。VHSビデオで観たアクション映画のときめきが甦る“Ozone Scraperを筆頭に全球入魂の14曲に、おそらくDJシャドウ史上もっとも「自分史」的で、エモい想いが進れまくってる。