密室で一人シコシコ作ってる印象がやたらあるデイム・ファンクだが、この曲などは相当ダウナーで全く踊れないディスコ・チューン。ドリーミーな仕掛けというかアレンジが施してある辺りは相変わらず。
この人のやってる音楽が、どこかミニマルミュージックや現代音楽などの要素を嗅ぎ取ってしまうのは私だけ? そういう意味では非常に読解し辛い、ハイブローで難しい曲である。この人に比べたらサンダーキャットなんてまだまだ可愛いもんだ。
真夜中のLAドライブには欠かせないBGMとして、抜群にセンスのあるドープネスな名曲だと感じる。「音そのものの愉悦」がどの曲にも顕著な類稀なるアーチストの一人だと思う。