Stéphane Grappelli,David Grisman Shine - Live for azukiog

以前、ウディ・アレンが監督した映画『ギター弾きの
恋』を観たときに伝説のギター奏者ジャンゴ・ラインハルトの存在を知り、彼の影響をモロに受けたデヴィッド・グリスマンが90年代にジャンゴの相方ステファン・グラッペリとわざわざ組んでライヴを行っている本アルバムを聴いて、その絶妙なるストリングスの「厚み」にはビビったものだ。

客席から掛け声が上がると同時にグリスマンとグラッペリのテクニカルなストリングスが炸裂。超技巧のオンパレード。滑り台でも滑り落ちて行くような感覚が実にスリリングな一曲で、いま聴いても十分ヒップ。往年のフランス映画などにも通じる小洒落た感性が実に素晴らしい逸品。これが、ドーグだよ。