中井久夫によれば、精神科医サリヴァンは「生活のために働く者が一番よい医師である」という趣旨のことを語ったそうだが、つくづくその通りだと思う。
野心や名誉欲はもちろんのこと、「世のため人のため」「不幸な生い立ちの子どもたちのため」といった理念や正義感が強すぎるとあまりいい結果を生まない。
自分のため生活のため淡々と働くのがよい精神科医なのである。p19
野村俊明 - 刑務所の精神科医 治療と刑罰のあいだで考えたこと より
中井久夫によれば、精神科医サリヴァンは「生活のために働く者が一番よい医師である」という趣旨のことを語ったそうだが、つくづくその通りだと思う。
野心や名誉欲はもちろんのこと、「世のため人のため」「不幸な生い立ちの子どもたちのため」といった理念や正義感が強すぎるとあまりいい結果を生まない。
自分のため生活のため淡々と働くのがよい精神科医なのである。p19
野村俊明 - 刑務所の精神科医 治療と刑罰のあいだで考えたこと より