Raspberry Moon
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Eir Aoi Raspberry Moon for FJK

藍井エイルといえばロック。そう言っていいと思いますが、彼女にしては珍しくファンキーな雰囲気を出した曲が「Raspberry Moon」です。

夜空に浮かぶ紅く熟れた月。ベースの太い音を軸にしたリズムに、ノリのいいホーンやピアノの音が絡みます。ギターはロックのたくましさとファンクの色気を同時に漂わせ、ひとつの曲を織り上げます。

サウンドに導かれたのか、エイルの歌声にも艶っぽさが見られます。こうした歌い方もできることに驚き、「藍井エイルはアニソン」というイメージを抱いていた頃には想像もしなかった多面性を感じました。そうした多面性は、離れていると見えづらいのですが、近づくと見えてくるものです。