北ロンドン出身、Sorryの新譜から。歌い出しの「愛されたい人は沢山いるのに、あなたは誰にも触れない」だったり、寂しさの象徴として「宇宙飛行士」というワードが出てきたことに、Alabama Shakes「Sound & Color」のMVを思い出した。あの曲も「人に触れたい」という歌詞が出てくるし、MVも宇宙の果てで誰にも会えなくなった宇宙飛行士の話だった。
繰り返される「トイレの個室で頭を抱えて、灯台のように突っ立って電車を待っている」という歌詞ほど寂しい歌詞もない。ドラマチックにならない寂しさの象徴を、端的に捉えていてウッとなる。身に覚えはないのに身に覚えがある。鬱々と苦しくなってくる。