月刊レコード・コレクターズでまたもや『シティ・ポップの再定義』特集があり、未だに根強い人気を誇るシティポなのだが、そろそろ食傷気味の人もいるんでない?(私とか)。
都内のディスクユニオンに行くと江口寿史のTシャツ着た女の子が大滝詠一の『ロンバケ』のLP買ってたりする風景がやたら目につき「あー、ここもか」と思ったりする。それくらい若年層に定着したシティポの中でもこの国分友里恵のアルバムは林哲司プロデュースによるゴージャスな音作りを満喫できる稀代の名盤。
全曲を通して80年代の都会の喧騒の中を生きるオンナのアグレッシブな生き様が伝わってくる。当時のバブリーな人達の心情が反映されていて恐ろしい。