こんなのも聴きます。
プログレ・バンドの代表格としてGenesisは外せないとされます。Genesisの作品を何枚か聴いてみて、最初に気に入ったアルバムが『And Then There Were Three』です。
音は緻密に構築されつつも、その一方で、生まれたばかりのような熱を帯びています。クールでありながら、ときに壮大で、躍動感のあるサウンドが響きます。
Phil Collinsが生み出す豊潤なリズムに、Tony Banksが弾くキーボードの多彩な音が絡む。その相互作用をダイレクトに味わえるのが、1曲目の「Down And Out」です。手数の多さに圧倒され、音が束になって迫ってくるイメージが浮かびます。