84年頃、近所のショボいビデオ屋でロック関連のビデオを片っ端からレンタルしていた。
ある日、ストーンズのハイドパーク・コンサートやエルトン・ジョンと一緒に「スピリッツ・オブ・ジャーマニー」なるものを借りた。
収録のクラフトワーク/Robotは単なる客寄せ、その他が想定外の強烈さで、ドイツものにはニナ・ハーゲンとNena(笑)くらいしか馴染みのない自分にはある種の衝撃だった。うちの1つがこの曲。
ロックファンの熱狂を歌った割に、ビジュアルは無機的で暗い。クラフトワークに影響を受けたというシンセのリフは単調かつ粗暴で、ドラムフィルの一本調子さはRamonesとも違う。でも特有のウネりがクセになる。