立春が過ぎ、桜が散るまで毎年聴いてる。
寒さが一雨ごとに緩む早春には沈丁花を探し
蝋梅の香りと
紅白の梅や鮮やかな桃にレンギョウの黄色
ひとつひとつ季節の進みを感じてはソメイヨシノの開花を 密かに待ち望む。
そしてようやく咲いたら数日で散ってしまう。
私にとって桜はソメイヨシノで
ソメイヨシノは
一瞬だけ邂逅する織姫彦星のように
春に付加価値を与えてくれるかけがえのない存在なのだと改めて想う そんな曲です。
めぐり逢ひて
見しやそれとも わかぬ間に……とまでは言わないけれど。
しづ心なく散るらむ桜を惜しみつつ、今年も逢い間見えた僥倖を嬉しむ。
そんな大好きな歌です……!