モンゴル出身ミュンヘン在住のSSWの最新作。21年の前作がそれなりに話題だったはずで、今作も期待を裏切らない作品。
彼女の歌声が個性の源であり、歌声が自由に飛び回れる場が控えめなジャズ的演奏により確保されている。アジア的といえばそうかもしれないが、アルゼンチンやブラジルっぽさを感じた瞬間もあって、ともかく懐の深さを感じます。
この曲のように解放感のある曲もあれば、バンド演奏の緊張感にしびれるダークな雰囲気な曲もある。ここまで書いて思うのは語彙力が追い付かない素晴らしい作品だなあということ。無念。