Tigran Hamasyan,Yerevan State Chamber Choir,Harutyun Topikyan Orhnyal E Astvats for aoba_joe

自宅の音楽棚を聴き返すその21。アルメニア人ジャズピアニストが地元のコーラス隊とコラボし、中世から近代のアルメニア音楽を演奏した作品。プログレメタル的な激しいtigranがECMからリリースするのに当時は驚いたが、非常に美しい作品。こういう作品を20代後半で完成させる恐ろしさよ…
本人の繊細なピアノがECM的音響と相まってとても美しく響く。そして重厚かつ柔らかなコーラス隊が、音の感情を増幅させたり、ピアノが羽ばたく場をサポートしたりする。ジャズ的な側面も多々あり、コーラス隊と一体となる盛り上がりに圧倒される。曲は悲壮感漂うものが多いが、ラストのこの曲では希望を感じさせる美しさに感動する。