8月がぼちぼち、終わる。夏らしいことは出来ないのが2年ほど続いているが。しかし「2年ほど」って言えてしまうのは年を取った証だな。若い時の夏を2回も我慢しなきゃいけないなんてどうにかなるかもなことだ。でも若いからうまいこと楽しみ方を見つけているんだろう。と思いたい。
そして年を重ねるということは永遠の別れの回数も重ねていくことに他ならない。羊毛とおはなのボーカルも既にお亡くなりになっている。乳癌で享年36歳。飾り気のないギターに張らない、優しい声が乗っかっただけの曲がなぜか、響く。聴くこちらが哀しみを乗せてしまってるのもあるが。でも、だから二度と戻らない少年期の夏を歌うこのカバーは最高なんだ。