ルースターズの82年作のEP。Rooster"s"時代の作品を一通り聴きましたが、凄まじい音楽的変遷を辿ることができて嬉しい反面ビビってます。
元々完成されたロックンロールを持っていた彼らが、同時代のニューウェイブ/ポストパンクの音を吸収していく3rd(81年)と本作は特にスリリングです。これらの両立は難しいと思うのですが、見事に実現しています。肝はドラムで、平板化しないスウィング感を保ってバンドのグルーヴを絶妙に前のめりにさせている。この変化は自然とも感じますが、デビューからたった2年で辿り着く境地ではないです。
Amazonレビューにはファンの熱い思いが今も刻印されているので必読です。