What a voice!
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じぇふのぱぱなんだー(゚∀゚)♡
フランク・ザッパの立ち上げた【ストレイトレーベル】から出した、ティム・バックリィの憂いと哀しみに満ちたアシッドフォークの名曲。もはや現実と非現実の境界線が打ち砕かれた感じで聴いてて悲痛そのもの。
のちにあのデーモン&ナオミもカヴァーしていることでも有名な曲。正直、いまはどうも楽しいポップスとか聴く気がしないのでこういった自意識過剰で排他的な前衛フォークをセレクトしてみた。
自分の中でアシッドフォークの代表格と言えばまずはこの人とシド・バレットでしたね…。どちらも暗いけれど、ドラッギーでぶっ飛んだ世界観には大いに魅せられる。特に「俺の見ている夢はお前の夢なのか?」という詩の一句は絶品である。
ゴールデンウィーク中は家でほとんど鬱だった。コロナの緊急事態宣言下にも関わらずやたらと人出が多く、感染者や死者が急増したのが原因である。
そんな心底、鬱な気分の時にハッピーな曲など聴く気がしない。とことん重苦しくダウナーな曲を聴いて心を鎮静化するのが一番だ。ジェフ・バックリーの実父であるティムの内面世界が濃厚かつアシッドに昇華された有名曲。
もはや感情は凍りつき絶望しか残されていない世界で独りぼっちとなったフォーク・シンガー。元ネタとなったフレッド・ニール的世界をさらに推し進めた感じの浮遊感あるサウンドが特徴。精神的に痛手を負った人の作る曲にやたらとシンパシーを覚える自分でした…。