男性の性被害をめぐる研究をしている友人がニュージーランドにいます。
彼が主宰している自助グループでは、トラウマ体験について話をするのではなくガレージで車の修理をしながら、ただ時間を一緒に過ごすのだそうです。
何もせずにただ時間を過ごすだけではさすがに間がもたないので、一緒にできる作業をするのがいいと言われています。
自分の傷と向き合い、語り始めることができるタイミングは人それぞれです。
また、一度にすべてを語れるようになるとも限りません。しかし、わかってくれる人のそばにいてサポートを得られ心身の余裕が与えられれば、時間はかかるものの少しずつ傷は癒えていきます
宮地尚子 - 傷つきのこころ学
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