ルーマニアのPetre Inspirescuの17年作。ミニマルテクノです。
美しいあるいはかっこいいパターンをひたすらに繰り返して少しずつ変化していきます。美しいジャケットのような映像がスローモーションで喚起されます。生活に馴染む優美さといった耳触りが、何というかジャストフィットします。
Petre Inspirescuの新作かと思ったら14年に出てた12インチのようです。とはいえ内容は素晴らしい。徹底的にミニマルなビートの上で薫るほんの少しの官能的なフレーズがツボを突きまくるので、16分弱があっという間です。ありがたい。
Petre Inspirescuというルーマニアのテクノアーティストの16年作。いつの間にかspotify解禁してたようです。
不穏と安らぎが同居しているような摩訶不思議なミニマルテクノで、どの曲も本当に展開らしい展開はない。まるでこの黄金比をひたすら聴けと言わんばかり。生音と電子音のバランスも絶妙。気持ちよいというか脳が覚醒し続ける感じ。
ひたすらにミニマルな果てに、最後の曲がとんでもなく天国的な美しい作品なので、アルバムを通しで聴く充実感も半端ないです。
私にとってはジャケ買いして大当たりした逸品です。